性能と設備

なんとエアコンは6畳用

健康で長生きするための省エネ

■ 住環境の変化と寿命

一般市民が家を持てなかった時代から今日まで、寿命がかなり延びています。
日本でさえも江戸時代の平均寿命が40歳代だった時から百年が過ぎ、今や人生百年時代と言われるようになりました。もちろん食べ物の恩恵とも言えますが、昔は夏に食あたりでかなりの人が亡くなっているそうですので、食物の保存方法の恩恵が大きいでしょう。
もちろん医療の発達も貢献していますが、現代の課題は、いかに「健康」で長生きするか?です。


■ 健康のまま長生きしたい

健康で長生きするときに忘れてはいけないのが、日本では夏より冬の方が22万人多く人が亡くなるということ。実際に寒いとたくさんの人が亡くなります。寒いのは家の外の話なのに家の中で人がたくさん亡くなるのです。
もし家の中が一年中ハワイのように暖かかったら、その差はかなり少なくなるでしょう。

人間が一番ストレスなく過ごせるのは、薄着で温かい環境です。
服を着れば着込むほどストレスを感じます。子供がすぐ服を脱ぎたがるのがそれ。そして寒い日の温かい羽毛布団よりも、何も掛けないでちょうどいい季節の方がぐっすり眠られます。
実は一年中そんな環境に近づけることが、家が雨風しのげば良かった時代の次の「家の使命」なのです。


■ ここちee環境

私たちが定義する「ここちee環境」とは、室温は23℃以上、お風呂は26℃以上、床の放射温度22度以上、湿度は50%まで加湿したい。この環境は、家族が真冬でも半袖短パンでちょうどいい環境です。

普通の家で同じことをしたなら結露しまくりで、暖房費がいくら掛かるかわからない(笑)
この室内環境を実現したときに、どこも結露しない、暖房費も少ないことが重要です。
なぜなら、結露してお金がかかると誰も暖房して住んでくれないからです。

その為にこれからの家には、必要な基本性能にはきちんとお金を掛けて、断熱・気密性能を上げることが必要になるわけです。


■ 暖房機の大きさが家の性能の目安

そこで、家にどの位の性能が必要になるのか?の簡単な目安が、「エアコンの大きさ」。
エアコンはコンプレッサーの大きさで〇〇畳用と言われます。大きいほど価格も高いし、壊れて買い替えの時も高いし、毎日のランニングコストも高いのが当たり前。

つまり、どんなに省エネとCMしている家でもエアコンが10畳用とか12畳用とか天井に埋め込むようなものをつけているなら、そんなに大出力のエアコンが必要なほど寒い家ということ。必要ないなら最初からつけませんから。

床暖房も大出力で少しも温まらないと国土交通省の省エネ判定プログラムで評価されていますが、大きなエアコンもそこまでではないにしろ少しでも小さい方が色んなコストが助かります。


■ 驚きの小ささ6畳用エアコン

ここちeeハウスでは、基本性能である断熱気密を高めた上で、最も効率の良い6畳用のエアコンを複数台利用する設計をします。
これにより外部環境に合わせて台数でコントロールすることが可能になり、ちょっと寒い・ちょっと暑い時にも大きなエアコンの大きなコンプレッサーを回さなくても家の中を快適環境にすることが可能になります。

「23℃を6畳用のエアコンで実現」田原市でこれが出来るハウスメーカーが居るでしょうか?