最大160万円の補助金とは!!
最近よく耳にするGX志向型住宅とはどんな住宅なのでしょうか?
「GX志向型住宅」とは、「グリーントランスフォーメーション(Green Transformation:GX)」を志向した住宅、つまり環境に配慮し、脱炭素社会の実現を目指す住宅のことを指します
Contents
★ GX志向型住宅の特徴
🏠GX志向型住宅には以下のような特徴があります
- 高断熱・高気密
→ 省エネルギーで快適な室内環境を保てる住宅性能 - 再生可能エネルギーの導入
→ 太陽光発電、蓄電池などを搭載 - 高効率な設備機器の使用
→ 高効率エアコン、LED照明、エコキュートなど - 環境負荷の少ない建材の使用
→ 木造や再生素材など、環境にやさしい素材を採用 - ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準の達成
→ 省エネ+創エネで年間のエネルギー収支をゼロにする住宅
🏡 なぜ今GX志向型住宅が重要?
- 地球温暖化対策と経済成長の両立を図る「グリーントランスフォーメーション(GX)」を推進するため
- 高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用により、一般的な住宅と比較してCO2排出量を大幅に削減することができるため
国や自治体はこちらを進めるため補助金制度や認定制度を整備中ということで、GX志向型住宅に対する5月より申請が始まる補助金制度があります
それが「子育てグリーン住宅支援事業」と言いこちらを活用することで、最大160万円の補助金を受け取ることが可能です
そしてこちらの補助金に関しては全世帯対象というのも嬉しいですね
もちろん今までのように若者世帯や子育て世帯を対象とした長期優良住宅やZEH住宅に対する補助金もあります
ではどんな家づくりをしたら補助金の対象になるのか見ていきましょう
🏠 補助金制度:子育てグリーン住宅支援事業
✅ 補助金額と対象者
- 補助金額:最大160万円
- 対象世帯:GX志向型住宅の場合、すべての世帯が対象
この制度は、GX志向型住宅の普及を促進するために設けられており、特定の条件を満たす住宅の新築に対して補助金が支給されます


📅 申請期間と条件
- 申請期間:2024年11月22日以降に基礎工事より後の工程に着手した住宅が対象
- 申請方法:「グリーン住宅支援事業者」として登録された住宅事業者との契約が必要 補助金の申請は、登録された事業者を通じて行う必要があります。事前に対応可能な事業者を確認し、契約を結ぶことが重要です
🏗️ GX志向型住宅の認定基準
GX志向型住宅として認定され、補助金の対象となるためには、以下の性能基準を満たす必要があります
- 断熱性能等級6以上:高い断熱性能を有すること。
- 一次エネルギー消費量の削減率35%以上:再生可能エネルギーを除いた場合
- 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上:太陽光発電などを含む場合
- 高度エネルギーマネジメント(HEMS)の導入:エネルギーの効率的な管理が可能なシステムの設置。
- これらの基準を満たすことで、GX志向型住宅として認定され、補助金の対象となります
💡 補助金活用のポイント
- 早めの計画:補助金の申請には、事前の計画と準備が必要です
- 登録事業者の選定:「グリーン住宅支援事業者」として登録された事業者との契約が必須です
- 性能基準の確認:設計段階で、上記の性能基準を満たすように計画を立てることが重要です
★ GX志向型住宅の注意点
※ただここで気を付けておきたいことがあります
GX志向型住宅でも防湿対策が不十分であれば、壁体内結露が発生する可能性は十分にあります。むしろ、高断熱・高気密住宅では結露リスクが高まる側面もあるため、防湿設計は非常に重要だということです
🔍 壁体内結露が起こるメカニズム
壁体内結露は、以下の条件が揃ったときに起きやすくなります:
- 室内の暖かく湿った空気が壁の中に侵入
- 断熱材を通り抜けて冷たい外壁面近くに到達
- 空気中の水蒸気が冷やされて露点温度に達し、水滴となって壁内部で結露
🏠 GX志向型住宅で結露が起こりやすい理由 GX志向型住宅は以下の性能を持つため、結露リスクと常に隣り合わせです
特徴 | 結露リスクへの影響 |
高断熱 → 壁の外側が冷えやすい | 外壁側に湿気が到達すると結露しやすい |
高気密 → 空気の移動が少ない | 湿気がこもりやすく、逃げ場を失う |
換気が不十分な場合がある | 室内湿度が高止まりし、湿気が壁内に侵入する可能性 |
✅ 対策:防湿・通気設計の重要ポイント
- 室内側に防湿層を正しく施工する
→ 特に断熱材の内側に**防湿シート(ポリエチレンシートなど)**を隙間なく張ることが重要 - 通気層を外壁側に確保する
→ 壁の外側に空気が流れる層を設けて、湿気を屋外に排出 - 適切な換気システムを導入
→ 室内の湿度をコントロールし、湿気の壁内侵入を抑制 - 施工精度の確保
→ 気密層や防湿層に隙間や穴があると意味がなくなるため、現場での丁寧な施工が絶対条件
🔧 まとめ
GX志向型住宅の性能を最大限活かすには、「防湿・気密・通気のバランス」が不可欠です。
性能の高い家=結露しない家ではありません。正しい知識と施工管理によって初めて、快適で長寿命な住まいになります
ここちeeハウスでは10年以上前から高気密、高断熱住宅における防湿や換気の重要性を認識し、施工してきました
私たちは今まで通り丁寧な施工をしていきたいと思います
せっかく高価な住宅を建築してもこれらをおろそかにしたら、壁体内がカビだらけで快適に暮らすことも出来ないなんてことになりかねません
施工してもらう建築屋さんの見極めはしっかりしたいものですね!
こちらのGX志向型住宅、その他新築やリフォームなど相談してみたいなと思われた皆さん
お気軽にご相談くださいね!

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